【五等分の花嫁 最新刊】13巻 感想・考察!風太郎が選んだのは...一花、二乃、三玖、四葉、五月?
いよいよ最終回に向け話が進んでいく五等分の花嫁の最新13巻の感想・考察を書いていきます。
以下、ネタバレにご注意ください!
©︎春場ねぎ/株式会社 講談社
参照:五等分の花嫁
マガポケ公式サイト:pocket.shonenmagazine.com
- 第105・106話「最後の祭りが三玖の場合」
- 第107・108話「最後の祭りが四葉の場合」
- 第109・110・111話「最後の祭りが五月の場合」
- 第112話「最後の祭りが五つ子の場合」
- 第113話「最後の祭りが風太郎の場合①」
第105・106話「最後の祭りが三玖の場合」
とりあえず一言、「三玖可愛すぎる...」
同じ気持ちになった読者は多いのではないでしょうか。
料理も自分の気持ちを表現することも苦手だった三玖が風太郎との出会いを通じて、屋台でパンケーキ作ったり自分の意見をクラスの友達に伝えられたりと少しづつ克服していく姿は感動しました。
しかし、最後の祭り三玖編の見所は「この恋の成就が不可能だって知っている」と言っていた三玖が風太郎を押し倒して
三玖「キスしたい」
風太郎「え、遠慮すんなとは言ったが...今の話の流れでなぜ」
三玖「あ ごめん 返事は後で聞くね」
とキスするシーン!!やばくないですか(笑)
今まで報われてこなかった三玖が報われた気がして嬉しすぎました。
「たとえ どんな越えられない壁が現れても」
「自分を信じる限りどこまでも進んでいける もう迷わない」
この三玖の気持ちは名言ですね。感動です。
さらにキスした後、
風太郎「もしかして、これも我慢してたこと?」
三玖「うん でも実を言うと...まだ全然我慢してることある」
風太郎「えっ うぉぉ あっ!!」
このシーンで三玖にトドメ刺されました(笑)
個人的には三玖・四葉推しなので風太郎が三玖を選んでくれたら一番スッキリできそうです。
第107・108話「最後の祭りが四葉の場合」
「もし、私を選んでくれたら」
心の中ではそう思いつつも、自分には期待しないようにしている誰よりも努力家で他人思いの四葉は、最後の祭りも自分のためではなく周りの人達のために働き、過労で倒れてしまいます。
「誰の役にも立てず迷惑ばかりかけて 私のいる意味ってなんだろう」
「お前のせいでじゃない お前のために集まったんだ」
「持ちつ持たれつ...だろ?たまにはお前が持たれたっていいんだ」
と言葉を掛けるシーンはしみじみしました。
そして、四葉は零奈として現れ
「もう君との思い出に頼らない 自分で自分の価値を探していくよ」
「だからこれが最後」
キス!!
わかっていたけど、風太郎モテすぎ(笑)
「これで私も前に進める気がする」
と言って泣いていました。ずっと抑えていた気持ちが溢れたんですね...
第109・110・111話「最後の祭りが五月の場合」
五月の話では完全に忘れていた存在の五つ子の本当の父親が登場します(笑)
お腹の中にいる子供が五つ子だとわかった途端に姿を消し、その罪滅ぼしをするために五月の前に現れました。
その父親に”学校の先生は君に相応しくない。母親と同じ教師という間違った道に進むな”と厳しく言われ落ち込む五月に風太郎は
「母を目指して夢を追うのと 夢を目指して母を追うのとでは大きく違う」
「お前がそれを理解できているのなら」
「親に憧れ志すことは絶対に間違いじゃない」
と声を掛け、五月も先生になる決心を固めます。
五月「...ふふ いいこと思いつきました 上杉君 勉強教えてください」
風太郎「勿論だ」
これはこれでめっちゃ良いシーンでした。
そして、本当の父親と現父親の中野先生の直接対決が始まります...
「恩師に憧れ同じ教師となった彼女の想いが裏切られ見捨てられ傷ついていたのは事実 しかしそこで逃げ出したあなたが知っているのもそこまでだ」
「その後の彼女が子供たちにどれほど希望を見出したのかをあなたは知らない」
「あなたに彼女を語る資格はない」
そこにいたのは、冷たい父親ではなく自分の愛した人とその人が大切にしていた子供たちを守っているカッコいい父親でしたね!
大きな問題も解決し、風太郎と五月が話しているシーンになります。
五月「私 お母さんを忘れなくていいんですね 教えてくれたのはあなたです」
五月「ありがとうございます」
風太郎「!」
え?五月もキスすんの?って思って次のページ開けたらまさかのスルーという(笑) 一花、二乃、三玖、四葉とキスシーンが続いていたので期待してる自分がいました(笑)
けど、五月らしいといえばらしいですね。
第112話「最後の祭りが五つ子の場合」
112話は五つ子の絆がメインとなるお話でしたね。
四葉「私 皆がいたから頑張れた気がする」
三玖「この学祭中 離れてても皆を感じてた」
一花「うんうん 同じ顔の別の子が頑張ってるってだけで私にもできる気がする」
二乃「ふんっ 今更だわ」
五月「五つ子というのはこれからも ずっと切っても切り離せないのでしょう だけど そんな同じ問題を私たちは五人で一緒に持つことができるんです それはとても幸せなことで私は こう思っているんです」
「五つ子で良かったと」
「上杉君 今日の全てが終わる頃 私たちは各々の部屋で待っています」
「各々の想いを抱えたまま... あなたを待っています」
いや、言葉にできない。次回が最終回?ってくらい悲しい気持ちになりました。
誰かが選ばれるということは当たり前ですが、残りの4人は傷付くということ。
誰が選ばれてもそれを応援するという5人の絆が感じられました。
第113話「最後の祭りが風太郎の場合①」
いよいよ風太郎視点の回になりました。
ふと武田から「彼女たちの誰から見分けられるようになったんだい?」と質問され、ごまかす風太郎。
武田「学生の本分は学業にあって...」
風太郎「学生の本分は学業 それ以外は不要だと信じて生きてきた だが... それ以外を捨てる必要なんてなかったんだ」
「勉強も友情も仕事も娯楽も恋愛も あいつらは常に全力投球だった 凝り固まった俺にそれを教えてくれたのはあいつらだ」
1巻の風太郎からは想像もつかない変化。勉強を五つ子に教えていただけでなく、五つ子も風太郎に様々なことを教えていたんですね。素敵な関係性!
四葉が選ばれた嬉しさよりも二乃と三玖のシーンが悲しすぎて素直に喜べませんでした。
実は他のコマでオレンジジュースを持っている一花が描かれています。これは102話で一花が風太郎に飲み物を買って!とお願いするシーンで「紅茶が二乃 お茶が三玖 ジュースが四葉 コーヒーが五月」と風太郎が誰を好きなのか試す場面で、その時は描かれていませんでしたが、その時にはジュース、つまり四葉だと決めていたということなんですね。
金がないのに屋台に向かったシーンも四葉からもらった無料券を使うということだったのでしょう。
次回、14巻が最終巻となるそうなので寂しいですが楽しみに待ちたいと思います。